脂肪燃焼に辛いもの！カプサイシンを使ったダイエット法

日中は半袖で過ごす人が多くなり、東京も少しづつ夏に向かっています。「夏バテと脂肪燃焼に効果のある辛いもの」という話しを聞きますが、辛いもの＝カプサイシン自体には脂肪燃焼効果が無いことを知っていますでしょうか？いつの間にか日本全国で辛いもの＝脂肪燃焼という認識が高いですが、今日はそんなカプサイシンについてご紹介します。

脂肪燃焼の条件

■脂肪を燃焼するには酸素が必要
ダイエットを取り上げている番組や雑誌でも「有酸素運動」がいい！！とありますが、それがなぜかを知っている方は本当に少ないです。ただ有酸素運動＝痩せる。その認識のみで止まってしまうのはとてももったいないです！是非しっかり体に酸素を取り込んで脂肪が燃えやすい体作りをしましょう

■体温を上げる
人の平均体温はだいたい36.5℃と言われています。「私そんなに体温高くないわ」という女性の方々も多いかと思います。その原因は、筋力が大きく関わっています。一概に筋肉をつければいいということではありませんが、筋力を付けることで基礎体温が上がり脂肪燃焼に効果的だと言われています。

カプサイシンがなぜ脂肪燃焼に効果が無いのか

では、実際にカプサイシンの効果はどんなものがあるでしょうか？

1、食欲増進
カプサイシンの最大の特徴として辛味があります。辛味は刺激物として味覚や胃を刺激し、食欲を増進させる効果があります。夏バテや体調不良時に唐辛子などのカプサイシンを少量入れるのも良いでしょう。

2.殺菌・抗菌効果
胃腸や口内を殺菌します。カプサイシンの刺激によって胃腸などが活発になり、血流がよくなります。そうしたことで胃腸などの内蔵が保護され免疫力などにも効果があると注目が集まっています。

3.新陳代謝を活発にする
カプサイシンの最大の効果でもある新陳代謝の活性化。これは、辛いものを食べたことのある人なら誰もが経験したことがある「汗を大量にかく、体が燃えるように熱い」のもカプサイシンの効果です。アドレナリンやホルモンの分泌がよくなります。

カプサイシンは、運動と組合わせることで脂肪燃焼に効果的！

カプサイシンの本来のメリットには、脂肪燃焼はありません。”脂肪燃焼補助”の力があるのです。
先ほどご説明したようにカプサイシンを摂取することで汗をかき新陳代謝がよくなります。ただ運動をして汗を流すのと、辛いものを食べ新陳代謝を良くした状態で運動をするのとでは脂肪燃焼効果に大きな違いが出てきます。その理由は、通常運動をするさいにまず消化されるのは脂肪ではなく糖分です。脂肪が燃焼されるには時間がかかります。ですが、カプサイシンを摂取することでアドレナリンが分泌され脂肪分解酵素が活性化されます。そうしたことで、脂肪燃焼が通常よりも早いのです。
目安として、1日30g(大さじ3)摂取することで脂肪が付きにくい体になります。